CASE STUDY導入事例
有馬守の学習塾探訪 ~第8回〜
#008 大阪府八尾市 有希塾山本校 濃野信彦塾長
2022.03.24
長年続く集団指導の限界を乗り越え、ICT教材「エデュプラス」とプログラミング教育を導入して新たな教室運営に挑む、大阪府八尾市の学習塾『有希塾山本校』濃野信彦先生にお話を伺いました。
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1.40年続く歴史と、集団指導からの転換
有馬: 有馬守の学習塾探訪ということで、今日は大阪府八尾市の有希塾山本校、濃野信彦先生にお話を伺います。濃野先生、よろしくお願いいたします。今日は朝、今…土曜日の10時過ぎで。朝の早い時間にご訪問させていただきまして。
濃野先生: 何をおっしゃいますやら(笑)
有馬: ありがとうございます。でははじめに、先生の塾のご紹介をしていただきたいんですけども。
濃野先生: 八尾のところに山本という駅があるんですけども、その近くで塾を40年近くやっております。小学生中学生が対象になる学習塾で、元々集団学習という形でやっておったんですけども、もう集団という形に限界を感じておりまして、去年からプログラミングを取り入れさせていただいて。そのご縁で名大SKYさんの送られてきたDMでエデュプラスの存在を知って、もう「これや」ということで今使わせていただく形態で、今、回り始めてます。
有馬: なるほど。この後ろにドンとサインがありますけど、これはどなたのサインで?
濃野先生: 八尾で天童よしみさんが一番有名になると思うんですけども、その次に多分有名だと思う青木崇高っていうんです。奥さんが優香になりまして「ミツカン味ポンゆずぽん」でご存知の方も多いと思うんですけども、奥さんが優香でその旦那になります。たくさんドラマとか映画にも出てますんで、ご存知の方も多いと思います。
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有馬: ここ最近ね、大河ドラマとか、何回か。何作品も出られて、今もコマーシャルもそうですし、今やってる大河も出ていらして。
濃野先生: そうなんですよ。テレビに出てない時は、舞台で。昔でしたら、草彅さんと舞台で共演したりして、やってらっしゃる。
有馬: というと、先生のところ卒業されたのは、もう何年くらい前の話ですか?
濃野先生: えーっと、生まれたのが昭和55年になるんで、もうだいぶ前になります。
有馬: 小・中と来ていたんですか?
濃野先生: 中学校入ってからになるんですけども、お預かりさせていただいて。兄弟3人の3番目になるんですけども、そこはもう上の兄弟からずっとお預かりさせていただいて。ここに写真もあるんですけども、3人教えさせていただいたのがこの子が初めてになりますんで、記念にちょっとお母さんに頼んで、写真欲しい言うて。今はもう宝物になるんですけども。一番左端がこの俳優(青木さん)、後は長女、長男が写ってるんですけども。もう良い子です。
有馬: なるほどなるほど。これは、その時はまだそんなに有名になることを見越してない?
濃野先生: 全然ない(笑)。地元で有名な高校に進学されて、その後大学行かれてしてるのかなと思ったら、ちょっとお母さんが来られて、「実はうちの息子がテレビで主役もらって出演しますんで、先生見てください」ってお話されて。それからずっと出てるんですけど。
有馬: なるほど。僕もちょっとご訪問させてもらって、このサイン見て、「へー!そうなんですか」って言う感じでね。
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2.導入のきっかけ:集団指導の限界と「自立学習」への移行
有馬: 今日はせっかくお邪魔しましたので、先生のところで、このプログラミングとかエデュプラスっていうのをどういうふうに使われているかというお話を伺おうと思います。まずエデュプラスとプログラミングと先生両方取り入れていただいてるんですが、一番初めのきっかけはプログラミングからだったと思うんですけど、それはどういった経緯からだったんですか?
濃野先生: いろいろな塾でいろいろなお考え、いろいろな塾頭さんが思案されていると思うんですけど。集団指導っていう形態はもう私は本当にしんどい。いろんな各中学校から来られて、その中学校ごとで習っている事柄もバラバラになりまして、指導要項が変わってなおさら。より一層、集団指導という形態で教えるのはもう無理やなって限界を感じたんです。
まあ板書はもうずいぶん前から黒板を取り外してたんですけども。プロジェクターで私がずっと手書きで問題集に書き込んだ答えを映して、それを生徒にパッパッと教えるような形でしてたんですけども。それももう中学によったら理科で化学を習っているお子さん、天気を習っているお子さん、電気を習っているお子さん、生物…。それを50分の中でどういう風に教えたらいいのか、絶対教えられるはずがないと思って。
有馬: はい。はい。
濃野先生: それでもう集団指導を辞めてどういう風な形にするか。個別指導っていうスタイルは私はもう端から取り入れる気はなかったんで…それは、先生によるその、まあ、はっきり言って当たり外れが(ある)。それと、集団指導の時には卒業生に手伝ってもらってて、もう当然、信頼関係も元からできてますし、言うたことを全部きちっとしてくれてたんですけども。一から先生を育てるというようなことを考えると、もう私60歳超えてますんで、そういう風な時期でもないですし、今から先生を育てて、さあ、それからその先生がちゃんと一人前に教えられるようになった時に自分がどうなっているのか。もうあの世にいっている可能性もありますし(笑)
有馬: いやいやいやいや(笑)
濃野先生: その辺も考えて、自立学習っていう、その、エデュプラスの形態でやってみようと決心して。まあ、1ヶ月のお試し期間で生徒に評判聞いてみたんですけども、すごくいいっていうのが、もうほぼ全員。中3は特にそうなんですけども、もう使いやすい。いつでもできるし、何回も見れるし。私の携帯に管理画面入れて、そこで見てみると、夜中の3時にまだ頑張って勉強してる。「こいつ頑張ってんな」っていうのが実感できるので、もうそれからすぐ、あの、正式に。
有馬: 入れていただいて。つまり、エデュプラスを入れていただいた経緯としては、やっぱりクラス指導とのギャップというか、限界というか。それは一つはやっぱり、まあ、その中学校間が異なるっていうのもありますし、やっぱり生徒さんの学力差というか。
濃野先生: そうですね。
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3.教室での具体的な活用法と個別の指導スタイル
有馬: 先ほどのタブレットのお話で、エデュプラスはもちろんタブレットを使うんですけど、それ以外にもこのタブレットを使って、学習をするっていうお話でしたね。暗記をするっていうことなんですかね?
濃野先生: そうです。いろんな科目の私が以前に作ったものを、こういう風な形態にして、空いた時間の「先生、理科ちょっと復習したいんやけども」「英語復習したいんやけども」いう時に、このタブレットを渡して、見させてるんですけども。~デモンストレーション~(”Hello,everyone.”)この声も、音を拾って変換したりするんですけども、~デモンストレーション~ こんな感じで、使うような形で。単語の並び替えもできますし、文章を英語で聞いてもらったりとか。あとはタブレットの中に各中学校の過去問とか、生徒が持ってきてくれた分を入れてあって、それをまた次の年の生徒が「前の過去問ちょっと先生見せて」っていう時に活用してます。
有馬: へぇ~。
濃野先生: 生徒はテスト前になったら、今回もそうなんですけども、今中間テスト直前になりますんで、「先生これを印刷してほしい」とか、「先生この問題の答えは何なの」とか。そういう風に集団の時にはできなかった形でより一層深く、生徒とのコミュニケーションが今の形にしてから格段に増えてますし、ノート点検という点でも全然違います。昔、集団指導の時でしたら、生徒の人数というのがひとクラスで数年前までもう二十数人いて。もう全部の生徒同じようにして、ノート点検なんか一切できなかったんです。でもこの形にしたら見て回る時間が、もう私の仕事の中心になるんで、字の汚いやつとか書き直しとか、「これ間違うてる。お前、丸してるやろ」っていうのを細かく指導できるようにやったのが、ポイントになるかなと思います。
有馬: なるほど。やっぱりクラス指導で大勢相手にやってると、授業を中心にやっていくんですよね。今はどちらかというと授業の部分はある程度このエデュプラスの中でやっていく中で、先生が個々に合わせて。単語をしっかりやらせたい子とか、過去問の演習もちょっとやらせたい子とか。あと科目的なバランスっていうのもありますよね、多分。数学もっと時間かけたい子とか英語時間かけたい子とか、そういうコントロールも先生の方でできるようになったと。
濃野先生: そうですそうです。名大SKYさんのカリキュラムをすごく参考にして、私のところはもう50分刻みじゃなくて、2時間半ここで勉強してもらって、その2時間半の割り振りは生徒に任すような形で。英語が時間かかっても1時間半かかっても、英語を済ましたら次他の教科っていうような形でするようにさせてます。
有馬: なるほど。そうすることで、個別指導みたいにずっと付きっきりじゃなくて、安価な授業料設定でもしっかりたっぷりした学習時間と、その子に合った課題を先生の目で直接確認してやれると。
濃野先生: そうです。エデュプラスは取り入れて本当にすごく良かったと思います。
有馬: ありがとうございます。
濃野先生: 前にこのまま進んでいくのは間違いないんで、これをどういうふうに生徒目線でもっとプラスの形で成果が出るように取り入れていったらいいかっていうのは、これから。
有馬: そうですね。今度はここからどうやって成績を上げていくかとか、そういったところを。今入れられたばかりですけど、授業のオペレーションとしてはスムーズに回ってらっしゃるということだったんで、そこからどうやって成績を上げていくかということになってきますかね。
濃野先生: あとはもう応援するしかないと思うんですけど。本当に以前とは全然違うんで、いろんな形でその子に合った分を組み立てていけるんで、理科とか社会も選択しているお子さんは当然そうしていきますし。
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4.プログラミング教育を通じた新たな集客と相乗効果
有馬: なるほど。話はちょっと変わるんですけど、ここの建物のちょうど向かいにスイミングクラブがありまして。後で編集でお見せするんですけど、先生の塾の看板をちょっとうちの方で強烈なインパクトの強い看板を作らせてもらって。
濃野先生: そうそう。強烈なんですけど、マイクラのプログラミングっていうのは、イメージが本当に… 看板を置いてまだ2ヶ月経たないんですけど、ここはもう塾じゃなくてプログラミング教室やと思われてるお母さんもおられるんで、それくらいインパクトがあります。エデュプラスの絵もあるんですけども、エデュプラスやー、言うて叫ぶ子供はいないです。マイクラやー、言うて叫ぶ子は多々います(笑)。
有馬: なるほど(笑)。だから今スイミング教室の生徒さんが、その看板を見て、お問い合わせをいただいてプログラミングをスタートしてもらうっていうような、そういう流れで?
濃野先生: そうです。名大SKYさんに教えていただいたフレンドシップのご縁で、紹介の輪が正直だいぶ広がってます。
有馬: その紹介の制度と、あとは実際に通われてきた方、プログラミング教室だって入ってきたら実はここは塾だったんだみたいなのが、入ってきた時にインプットされるような感じなんですか?
濃野先生: 入る時に入り口に書いてあるんですけども、プログラミングと学習とセットっていう形で。金額設定は、別々にされるよりは、若干金額が低い形で設定させていただいているんですけども、その形で受講されているお子さんもプログラミングの中の半数近くおられるので。
有馬: いわゆるプログラミングをきっかけに来ていただいて、いろいろお話ししていく中で、先生の中で教室でやっていらっしゃる算数とか国語とかの授業も合わせて提案されて、必要に応じて選べるような形にしているということですか?
濃野先生: そういうことです。最初から親御さんの方からお話しされますので。考えておられる方は、ほんならもう一緒に勉強も体験されますか?ということで受けていただいています。
有馬: なるほど。そういう意味では、プログラミングから学習塾の方のコースへと、ひとつ総合的に小学生から小中と集客ができるような流れになっているのかなという感じなんですかね?
濃野先生: そうですね。中学校に入ったらプログラミングは無しではなくて、中学校に入っても内向的なお子さんというのは本当に今多いので。「ゲームだけしていて、先生うち家に引きこもる子なんで、何でもいいから先生ちょっと外へ出すのに、プログラミングやったら出て行って習ってくれるかな思うて、ちょっと来させたいんですけども」という親御さんも居てはりますので、中学校に入っても「先生プログラミングはこのまま続けさせたいです、行けますか」という風で、エデュプラス+プログラミングという形で、中学校に入られてもみんなやってます。
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5.変化する塾業界を見据えた今後の展望と地域戦略
有馬: そういうことですね、わかりました。
時間もそろそろ来たので、最後にちょっと教えていただきたいんですけど。先生今後の展望というか、塾もそうですしプログラミング含めて、今後この教室の運営としてどういう風なことを心がけていきたいというか… 意識とか教科とかいろいろあると思うんですけど、何がありますかね。
濃野先生: 以前と比べて、塾業界の潮目は大きく変わっていると思います。昔みたいに、はいあります、はいチラシ撒きました、はい入ってくださったんですね、という時代では全然ないんで、自分のところのその良さは何なのか。集団指導の時だったらもうその防戦一方ですね。売りになるような実績を出しても大手さんというのはもっと実績出して、その人数の勝負でいったらもう全然勝負にならないんで、自分のところの良さをアピールするのは何なのか。もう集団指導では限界がある。では個別指導はどうなのかって言ったら値段も当然高くなってしまいますし、そういう風なご提案を私自身する気は毛頭ないんで、そのエデュプラスを使って自分でまた問題も作成して、その子にあった分をきめ細かく指導させていただいて。でないと、この先見えてこない。今はトンネルの中で言いましたら入った直後で、まだ出口が見えない、明かりも見えないような感じで、とりあえず無我夢中で進んでいこうという気で、この1年これからも頑張っていこうと思います。
有馬: なるほど。先ほど、この地域の人口なんかを見ていても、この20年間で5分の1になっているということですよね。
濃野先生: そうです。ポスティングされたりという塾の先生も多いと思うんですけども、手当たり次第ではなく、家は同じように見えるんですけども、絶対に一緒じゃないんで。通っておられる塾生の住所を見ていただいて、「ここ結構多いな」っていう町名のところとか、「ここなんか少ないな」っていうところとか、多いからこれからずっと多いっていうことは絶対ないです。市のホームページで人口構成を見ていただいて、今たくさん通っておられる地域の子どもさんの人数がこれからどうなっていくのか、絶対に見られた方がいいと思います。逆に新築の家が建って、「あれ、ここなんか0歳から5歳の子どもさんの人数が増えているな」っていうところは、まず間違いなく、戸建ての新しい家が建ったりマンションが建ったりしているので。そういう地域は、私は年を取っていますのでものすごい数のポスティングをしたりすることはできないんですけども、狙い目っていうようなところに、天気のいいときに散歩がてら行って、気合を入れてポスティングして、というような形でやってます。
有馬: そういう風に色々やりながら、今後もエデュプラスとかプログラミングをうまく盛り上げていただいて。色々なご意見もたくさんいただいて、本当に教務的にもすごくアドバイスをいただいていますので、また今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
今日はお時間いただきましてどうもありがとうございました。
濃野先生: いえ、とんでもないです。ありがとうございました。

株式会社名大SKY 常務取締役 有馬 守
個人塾の経営者の先生方は常に孤独との戦いという話をお聞きします。 塾指導形態やターゲットはそれぞれの塾様によって異なると思いますが、他塾さんから得られるヒントも多数あると思います。 この先10年間で少子化が一気に加速し、学習塾の役割は受験指導以外だけではなく多岐に渡ってくると思われます。このような勉強会をきっかけに先生方の塾経営のヒントになればと思います。 多くの先生方のご参加をお待ちしています。
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株式会社名大SKY (担当:有馬、平野、勝野)
電話 0561-52-5517
Mail eduplus@meidaisky.jp
