CASE STUDY導入事例
有馬守の学習塾探訪 ~第13回〜
#013 沖縄県糸満市 プログラミングスクールトリニティ 玉城壮塾長
2023.05.18
沖縄県糸満市に開校したプログラミングスクール「トリニティ」。開校からわずか3か月で55名の生徒が集まるという快挙を達成しました。地域性や教育意識、そして先生の教育哲学とは。今回は玉城先生に、開校の経緯から今後の展望まで詳しく伺いました。
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1. 開校の経緯
有馬: 「有馬守の学習塾探訪」ということで、今日は沖縄県糸満市のプログラミングスクールトリニティの玉城壮塾長にお時間いただきました。どうもよろしくお願いいたします。
玉城先生: よろしくお願いいたします。
有馬: 今日こうやってインタビューご協力いただいて、先ほど名古屋から飛行機に乗って沖縄に着いて、先生に空港までお迎えいただきまして。暖かいですね。
玉城先生: 暖かい。でも今日の沖縄は、沖縄県人としては寒いです。今日は寒い日。昨日は26度ぐらいだったんですけど、今日は17度ぐらい。
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有馬: 17度。名古屋はたぶん今日10度あるかないか…。一桁とか言ってたんで。今日は一桁のところから来ると、やっぱり10度ぐらい違うと暖かいですね。
そういうことで、今日は糸満市の玉城先生の方にお邪魔してるんですけど、玉城先生との付き合いとしては、もう何年ぐらいになりますかね?4、5年ぐらいになりますか?
玉城先生: 5年ぐらいになります。
有馬: 5年ぐらいになりますよね。いろいろ沖縄県でもいくつか教室これまでもやられてきて、今回この糸満市に新しく教室出されているということで、ここは何月にオープンされたんですか?
玉城先生: 去年の11月ですね。去年の11月、2022年の11月。今2023年の2月なので、3ヶ月ちょっとですね。
有馬: ちなみに生徒さんは何名ぐらい?
玉城先生: 今…先ほど見たら55名です。
有馬: 今時、新規開校して55名集客できる塾ってなかなかないと思うんですけど、今日は立地など、いろいろちょっとこう塾のご紹介をこの後伺おうと思います。まず初めに、なぜこの糸満市でやろうとしたか…という点なのですが。
玉城先生: たまたまご縁があって、ここの教室を借りる、使ってほしいということがありまして。プラス、住宅街というのがあるんですけど、この近くには塾がない。ちょっとした賭けでもあったんですけど、塾は全くこの近くにはないんですが、すぐ歩いて2分ぐらいの距離に糸満市でもマンモス校の800人ぐらいの小学校があるので、保護者の意識が高い。この地域は。保護者の意識が高いところというのは、沖縄の人ではなくて内地(沖縄県外)の人が多いところ。いわゆる本州から来ている人が、このうちの3割ぐらいは本州から来ているというのを聞いて、ここに決めたんです。
有馬: マンモス校というと、児童数どれぐらい?
玉城先生: 800人ちょっとぐらい。
有馬: 一箇所で800人。糸満の中で、沖縄県全体見ても多い方ですね。
玉城先生: はい。多いです。
有馬: 沖縄県って割と兄弟が…僕ら名古屋でやっている感覚だと、兄弟がいても2人。3人兄弟で珍しいなという感覚なんですけど、実際に先生のところでいうとどうですか。
玉城先生: 兄弟多いですね。でも3人ぐらいなんですけど、うちも兄弟で入っているのがかなり多い。十何組かは兄弟2人3人。
有馬: 2人3人というのは当たり前?一人っ子は逆に少ないぐらい?
玉城先生: 一人っ子はかなり少ないと思います。
有馬: そこがやっぱりまず沖縄のマーケットと、この本州のマーケットの大きな違いなのかなという気はするんですけど、その中で住宅地でやるという発想って、この沖縄じゃなかなかない発想なんですか?
玉城先生: そうですね。住宅地でやるというのは、それも新規でというのであれば…ないと思います。僕も最初は不安ではありました。
有馬: なるほど。募集なんですけど、やっぱり今って新しく、新規で全く知らない土地でやって、しかも住宅地の裏手であると。で、こういうところでやる時の募集方法っていうのはどういう風にされたんですか?
玉城先生: あの、もう一本のみなんですけど、学校の前で朝登校時にチラシ配りをしました。
有馬: 主に対象は今いらっしゃる…大体何年生から何年生まで対象になってくるんですか?
玉城先生: 今はもう幼稚園生から小学生です。
有馬: 幼稚園から小学生。中学生はいらっしゃらない?
玉城先生: 今はいないんですけど、今問い合わせがあるので、これから入ってくると思います。
有馬: この糸満の教室は、まず小学生だけやっていらっしゃる。他の教室ではもう大学受験まで指導していらっしゃるということで。だから玉城先生の教室自身は、幼児から大学生まで行くっていう。今はマックス6年生だけれど、来年以降は、徐々に中学生の学習塾も拡充していくと。
玉城先生: そうですね。中学生、高校生と。
有馬:で、小学生だけでもすでに50人いらっしゃると。今、時間は実は夜の7時過ぎぐらいなんで、普通学習塾でいうとこれぐらいの時間が一番コアタイムになると思うんですけど、ここのコアタイムっていうのは何時から何時なんですか?
玉城先生: 5時から6時半ぐらいがもういっぱいになっています。
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2. 寸胴型の生徒構成で実現する安定経営
有馬: なるほど。だからもう夕方のその時間だけでも50人在籍している。だからここから夜の部もやっていけば、この塾自身ももっと盛り上がっていくと。これは戦略的にそのようにされていたってことなんですか?
玉城先生: そうですね。僕はもう元々、中3生とか高3生がいなくなったらガクッとくる塾とか見てきたので…。
有馬: あーなるほど。
玉城先生: 今実際小学校、僕らはもう本当に寸胴型っていうか、そういう形で下からみんな同じ人数ぐらい。
有馬: なるほど。
玉城先生: で、実際今小学校1年生が15人ぐらい、ここの教室だけで。で、小学校2年生も17人、小学校3年生も同じ14人ぐらい、そこだけでも40人近くいるので。そういう感じでどんどん進めていって、ここで全て完結できるように、全教科対応できるのでやっていきています。
有馬: なかなかまだ沖縄、どうしてもやっぱり沖縄の場合は結構個人塾さんが、いわゆるこの中学校以降の高校入試に向けてとか大学入試に向けて、こういった塾は多いと思うんですけど、こういう小学校から大学受験までワンストップでできるという塾っていうのは…あまりないって感じですか。
玉城先生: ほぼないと思います。
有馬: うーんなるほど。だからそういったところで今後こういう小学生から積み上げていっていくと。これはやはり、学習塾の経営者からすると、受験生が卒業してしまって、翌年また生徒募集からしないといけないというと、経営がすごい不安定になりますよね。今の形でいうと全くそういった心配はないんですか?
玉城先生: ないですね。
有馬: そういうふうな発想で考えられたのは、結構やっぱり…先生も今までにそういった苦い経験があるってことなんですか?
玉城先生: そうですね。やはり結構周り、沖縄の糸満市の、ちょっと離れたこの都心部の塾とかも、「半分以上は中3生」とか「高3生が半分以上」というのが大体もう7割8割方そうだと思うんで。そしたらバイトの大学生とかそういう子なんかも減ってしまって、辞めざるを得ないとか、そういうのが悪循環で出ていると思うんで。
有馬: 先生もなかなか仕事を与えられないままという感じになるという。そういう経験があるからこそ、今みたいな形にしていって徐々に積み上げていくという形で?
玉城先生: そうですね。
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3. 週4回通塾で習い事を一本化し保護者の負担を軽減
有馬: 実際に通われてる保護者さんの様子とかお声とかは、どんな感じでいただきますか?
玉城先生: あのー…「楽しい」と。今大体週4回ぐらいで来てるのが平均なんですけど。
有馬: 週4回ですか!?週4回ってものすごいですね!?
ほか習い事してないんですか?
玉城先生: 大体最初は週1回で来るんですよ。週1回で来て、K文さんとかG研さんとか…そろばんとか英会話とかやってるっていうのがかなりの割合でいるんですけど、最初プログラミングをやって、ここでは算数も国語もできる、そろばんもできるとなったら、じゃあ移ってきて徐々に増やしていくという感じが多いです。
有馬: もうそうすると保護者さんも、一回大体来たら1時間で帰る?それとも二つ三つ習って帰る?
玉城先生: 二つ三つ習って帰る子がほとんどです。
有馬: じゃあお母さんも、兄弟でバッと連れてきて、お迎えだけ来たらいいという感じ?
玉城先生: そうですね。「送迎もいろんなところ回らなくても済むし本当に助かってます」と。
有馬: なるほど。今日も先ほど最後の授業を見させていただいて、お母さんがお迎えに来た時とかも見ていましたけど、やっぱりスッと一箇所で来て、他に行く必要ないというのは、だいぶお母さんにとっても負担は軽減されるような感じですか。
玉城先生: そうですね、もうかなり軽減される。
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4. 保護者との信頼関係を築く塾長像
有馬: あとスタッフの先生が、皆さん女性の先生で、明るくいい感じの先生ばかりですね。
玉城先生: あの、もう女性がたまたま集まってきたというのがあって、今まで僕もそういうのはなかったんですけど。今3教室目、3教室目をもう準備してるところなんですけど、そこの教室長は全て女性にしようと思っています。
有馬: なるほど。
玉城先生: やはりお母さんなんかのウケとか、あと低学年の女の子とかが特に「お姉さん」とかっていう、「女性の方がいい」という子が何人かいたものですから。それで女性の教室長を、たまたまいい先生がいたので、そういうふうに。ちょっと使いにくい時というのはたまにあると思うんですけど。
有馬: でもそういう女性の先生の方が、やっぱり小学生を見てもらう時には、そういったいわゆる母性で見てくれるというところはあるのかもしれないですね。こう、皆さんお子さんもいらっしゃる先生方なんですよね。
玉城先生: そうですね。
有馬: やっぱり男の先生だと、なかなかちっちゃい子に言うときつく当たりすぎてしまうことがあると思うんですけど、そこをうまく厳しくしつつも優しくしてあげる時もあって、緩急がうまくつけられると。
玉城先生: そうですね。やはり保護者、お母さんの気持ちで接してくれたりとか、たまにやっぱり本当におっしゃる通り「アメとムチ」のような感じで接してくれるので、特に母親の受けはかなりいいですね。
有馬: そこは本当に、こういう玉城先生が出てくると、こんな人が塾長なのかというか(笑)
玉城先生: ハハハハハ
有馬: 塾って…教えているんだ…という感じに見えちゃうんですけど、「違うんです」と(笑)。対応していただいてるのは女性の先生で、玉城先生は優しく見守ってると。そんな感じの。
玉城先生: そうです(笑)。
有馬: でも大学受験とか上のほうの指導になると、玉城先生がガッツリ教えてくって感じでやってらっしゃるということですよね。
玉城先生: はい。中学生からは鬼って言われてます。
有馬: ハハハハハ。言われながらやってるってことですね。ありがとうございます。
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5. 今後の展望:糸満のプログラミングを牽引する存在に
有馬: じゃあ今後のここの糸満の教室も含めて、先生の方のちょっと展望というか、どういう風な塾にしていきたいかとか、そのあたりを最後にお伺いできればと思うんですけど。
玉城先生: はい。そうですね。ここ今55人なんですけど、小さい塾で、10坪も満たないような。
有馬: そうですね。ここは多分10坪、8坪ぐらいですね。座席数も15ぐらいですね。
玉城先生: なので、それで中高生はもう15名までという感じにして。専用席みたいな感じですね。小学生は100名まで行かせたいなと。100名というのはあまりないと思うので。プログラミングと英語といえばここの「トリニティだ」という感じでやっていきたいなと。
有馬: なるほど。
玉城先生: 他の(画面の向こうの)先生にも言っていいんですよね?「プログラミングはぜひやるべきだと思います」。
有馬: なるほど。ありがとうございます、宣伝までしていただいて。やっぱり結局プログラミングをきっかけに入り口で来て、そこから学習の方とか、そういうところに今波及していっているってことですよね。
玉城先生: そうですね。もう本当にプログラミングありきで子どもは来るんですけど、親御さんの立場、保護者の立場としたら、他の勉強もしてほしい。で、先に英語、英会話とか宿題をやって、それからプログラミングをご褒美みたいな感じで。実際これもまた共通テストにも出るような形になっているので、いい関係。親としても本当にありがたい、子どもも楽しいという感じで、いい感じで今進めています。
有馬: そういうことですね。わかりました。じゃあまた今度、来春には新しく教室も出されるということで、そこも盛り上がっていくことを祈っております。また頑張ってください。
玉城先生: ありがとうございます。
有馬: 今日はプログラミングスクールトリニティの玉城壮塾長にお話を伺いました。どうもありがとうございました。また引き続きよろしくお願いいたします。
玉城先生:ありがとうございました。

株式会社名大SKY 常務取締役 有馬 守
個人塾の経営者の先生方は常に孤独との戦いという話をお聞きします。 塾指導形態やターゲットはそれぞれの塾様によって異なると思いますが、他塾さんから得られるヒントも多数あると思います。 この先10年間で少子化が一気に加速し、学習塾の役割は受験指導以外だけではなく多岐に渡ってくると思われます。このような勉強会をきっかけに先生方の塾経営のヒントになればと思います。 多くの先生方のご参加をお待ちしています。
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