CASE STUDY導入事例
有馬守の学習塾探訪 ~第12回〜
#012 群馬県玉村町 桜花ゼミ 櫻井茂塾長
2023.03.07
群馬県玉村町にある「桜花ゼミ」は、コロナ禍で学校が一斉休校となった直後の2020年3月に開校。生徒の8割を占める中学生を中心に、個別指導を通じて「自分で勉強をやりきる力」を徹底的に指導し、AI時代を生き抜く自律的な人材育成を目指す、櫻井茂塾長にお話を伺いました。
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1.「自分で勉強できる力」を育む群馬・桜花ゼミ
有馬: はい、それでは「有馬守の学習塾探訪」ということで、今日は群馬県の玉村町にある桜花ゼミの櫻井茂塾長の方にお話を伺います。よろしくお願いいたします。
櫻井先生: よろしくお願いします。
有馬: 今日は東京の方から車でずっと関越道を上がってきましてですね。関東平野を一望に見ながら群馬の方にやってまいりました。ありがとうございます。ちょうど近くにあの上武大学があるんですね。
櫻井先生: そうですね。
有馬: 箱根駅伝でここ10年くらいですか?結構聞くようになったのは。
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櫻井先生: そうですね。今年はちょっと出られなかったんですけど、結構割と毎年出るような。
有馬: そうですよね。最近よく、正月の箱根駅伝では上武大学というのはよく聞きますもんね。目と鼻の先、すぐ近くにやられていると。
櫻井先生: 橋越えてすぐですね。
有馬: そうですね。だから場所的には、もう本当に埼玉県との県境の入り口の町という感じのイメージですね。
櫻井先生: そうですね。はい。
有馬: ということで、櫻井茂塾長に今日はお時間いただきます。よろしくお願いいたします。
櫻井先生: よろしくお願いします。
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2. コロナ休校の最中に開校
有馬: 先生、この桜花ゼミなんですけど、少しご紹介いただきたいんですけど、開校されたのはいつなんですか?
櫻井先生: 開校されたのが2020年の3月です。
有馬: 2020年の3月といえば、コロナが始まって学校休校の最中じゃないですか?
櫻井先生: そうですね。自分が開校した1週間後とか、そのあたりぐらいで、当時の安倍総理が学校も職場も全部「休校・休止にします」と言った時ですね。
有馬: そうですよね。その時に開校としてやったと思うんですけど、スタートの時はどんな感じだったんですか?
櫻井先生: スタートの時は、準備はもう1年前とかからしていたので、そこで辞めるという選択肢はなかったんですけど、あのニュースを聞いた瞬間は絶句してましたね。
有馬: なるほど。問い合わせは…あったんですか?
櫻井先生: 問い合わせは奇跡的にあって、一応その年の春期講習を終えた時点で、10人入って。何が原因…と言われると、正直これは奇跡としか思っていなくて。チラシは入れていたんですけど。
有馬: まぁでも奇跡というか、ある意味学校が休校になったから、かえってやはりちょっとこう…学校がない分全く何もないというわけにいかないので、塾に行かないとな、という子がいたという感触なんですかね。
櫻井先生: そうですね。
有馬: ちょうど今、今月が2月入りましたので、これで丸3年になるんですか?
櫻井先生: そうですね。来月で3年になります。
有馬: 丸3年。ということはその当時中学1年で入塾してきた子たちが、初めて3年間で受験をするような感じになるんですか?
櫻井先生: 今年はそうですね。開校した年に入った1年生が受験ですね。
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3. 小・中・高対象、柱は「中学生」の個別指導
有馬: 対象とされているのはどういった学年構成になっているんですか?
櫻井先生: 小中高いて、小学生と高校生が1割ずつで、あとは8割ぐらいは中学生です。
有馬: 中学生がいる形で。基本的には中学生が主体の塾であるのは間違いないかと思うんですけど、その中で対象となっているのはどういったコースを塾全体で作られているんですか?
櫻井先生: 塾全体では、みんな通っているのは個別で授業をしていこうというコース。あとはそこにオプションで追加する形で、エデュプラスを使った映像授業で1時間やっていくというコースを作って、その2つでやっている形です。
有馬: 個別指導のコースというのは、だいたい先生お一人で何名くらいの子を?
櫻井先生: 1人でマックス5人までやっている形ですね。
有馬: なるほど。ちょうど先ほどもいろいろお話を伺っていて、先生の塾の方針というか、こういうところを意識して指導していますよ、というのがあるということだったんですけど。
櫻井先生: 基本的に1対5という個別の指導にしては大人数で見ている形なので、こちらでやるところは指示するんですけれども、実際に問題をやるところはもちろんそうですし、丸付けまで全部生徒に1任でやってもらう形でやっています。自分はその丸付けの終わったタイミングとか、あとは時間を見てその子一人ひとりに声かけしていくようなスタイルでやっています。目的は、テストは結局1人でやるんで、いくら教わっても1人で習ったことができないと学力が上がっていかないので、そういったところで自分1人でもしっかり勉強できて学力をつけられるというところを目指してやっている形ですね。
有馬: なるほど。来る生徒さんというのは、始めから自分で勉強できる子じゃなくて、家でなかなか勉強できないとか、そういう子たちが?
櫻井先生: も、多いです。はい。
有馬: その中で先生のところに通うことによって、先生はその勉強のやり方から伝えていくと。
櫻井先生: そうですね。塾に通って慣れてくると、だんだん手離れって言っちゃなんですけど、子どもも要領が分かってくるので、自分から準備したりとか、特に3年生なんかはそうですね。自分でやるところを見て、ページ開いて、もう解き始めて、何も言わずに丸付けまでやって、という形で進められるので、そこまでいければ、あとはそれと同じことを家庭でやれば家庭学習はそれでできるので、そういったところになれば、そこまでいければすごい良いかなと。
有馬: やはりよく塾でも本当に先生がつきっきりとか、家庭教師みたいにつきっきりで教えている塾、またクラス指導みたいにグループで授業を受ける塾、さまざまある中で、先生のところはやり方を教えるというか、ハウツーを教えていくというような感じの塾というところで。やっぱりそのやり方をしていると、今聞いていて思ったのは、やはりこの中学校だけじゃなくて、その後高校受験して、高校に進学、その次に大学受験していくとか、この後々の勉強のやり方とか、そういったのにも繋がっていくという感じですよね。
櫻井先生: そうですね。さっき言った1割の高校生というのが、みんな受験を終えてそのまま残った子たちなんですね。うち一人は中高一貫校の子なんで受験を終えたという形じゃないんですけど、中学生から残ってという形で。やっぱりそれこそ本当に中学生以上に自分でやるものを決めて、持ってきてやっているという形になっているので、やっぱり高校ってそれこそ課題とかやるものが結構高校から出てくるので、こっちで何か指示するというよりも、もう学校に合わせてこれやるという形にどうしてもなるので、そこがもうできちゃうので、そういう意味では、そういうところは達成できているのかなとは思っては見ています。
有馬: なるほど。そうしたら今個別のコースとあって、もう一つエデュプラスのコースもあるということなんですが、エデュプラスのコースはどういう風な位置付けになっているんですか?
櫻井先生: エデュプラスのコースは、主に個別の授業だとやっぱり英語・数学がすごく多いので、理科や社会をプラスでやっていきたいという方向けにやっているような形ですね。特に社会なんかは個別で授業をするといっても、丸付けしておしまいになってしまうことが多いので、であればちゃんと映像授業で解説などエデュプラスの動画を見て聞いてもらって、知識をしっかり入れてってやってもらった方が絶対いいはずなので、そういう位置付けでやっています。
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4. 効率的に量をこなし成績アップへ
有馬: 今、桜花ゼミさんに通っている生徒さんというのは、どういったところから通われている生徒さんが多いんですか?
櫻井先生: 地域でいうと本当に近所の方が多くて、半径1キロ圏内の方が7割くらいいるかなという形で。もちろん他にももうちょっと遠いところとか、違う中学校から来ているとかもいるにはいるんですけど、大きくはそういった形ですね。
有馬: なるほど。じゃあ地元、本当に地域に根付いた形で来ていると。
櫻井先生: そうですね。地域の方からはだいぶ温かく迎えられているんじゃないのかなと。なるほど。やっぱり、何々さんから聞いてっていう風に問い合わせがあった方はやっぱり近所の方が多かったりとか、来てみたら何人も知っている子がいてとかいう方もやっぱり多いので。
有馬: なるほど。じゃあその辺りで地域に根付いた形で、この勉強の仕方をきちっと教えていく塾というような形で。
櫻井先生: そうですね。
有馬: どうですか、こうやって今3年やってきている中で、実際に通っていただいた生徒さんは、そういった意味では勉強をやっていく力とか、あとは成績部分とか、そういったところってどんな形で変化が見えますか?
櫻居先生: そうですね。勉強の姿勢としてはさっき言ったような形で、だんだん自分一人でもできるようになっていっているのもそうですし、成績はどうしてもなかなか100%常に全員上がっているという状態はなかなかならないんですけど、上がっている方の方がやっぱり多いかなと思いますね。
有馬: それはやはり、勉強のやり方を身につけて、家庭でもしっかり勉強できるようになってきたからこそ、結果として見えてきているというような。
櫻井先生: あとは個別なんですが。個別で、1回は50分なので短いんですけど、今言ったような形でやっているので、問題量は結構多くやれているんですね、どの子も。で、中学生の成績を上げるって、結構量がなんだかんだ一番大事かなと。
有馬: そうですね。
櫻井先生:けれども、やはりその量をこなすというところが、少ない時間でも効率的にやれているところも大きいのかなとは思っています。
有馬: なるほど。確かに成績を上げていくとなると、量をある程度きちっと反復訓練でやっていかないと力がつかない部分ってありますので、そういったところが効率よくできているという感じですね。
櫻井先生: そうですね。
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5. 今後の展望:自分で考えて行動できる人になれる手伝いを
有馬: いろいろお話を伺ってきたんですけども、時間も時間なので、最後に先生の塾としての展望とかその辺りをちょっとお伺いできたらと思うんですが。
櫻井先生: はい。そうですね。もともとここで、この玉村町で塾を開いたんですけど、正直ここの町にゆかりがあったかと言われると、正直全くなかったところで。
有馬: なるほど。
櫻井先生:はい。ゼロから始めて…前に働いていた職場も違う市でしたし、そういった中でも今でもこうやって、2年…去年…一昨年の夏ぐらいからずっと満員近くぐらいでやれてこられて、地域の皆様からも温かく迎えられてやっていると思っているので。そういった方々の一人でも多くうちの塾に来てもらって、先ほど言った勉強のやり方もそうですし、さらに言えば受験がゴールではないので、やっぱりこれから将来大人になって社会に出て働いていくという形になるので、そうなった時に自分から行動して自分で考えて、自分が成長するためには何が必要なのかというところを考えて行動できるようにならないと、これからAIが発達した社会でなかなか生きていくのもちょっと大変になってくるので、そういったことができる子を地元で一人でも多く指導して、その子が社会に出て幸せな人生を送れるようになるといいなというところではやっていきたいなと思います。
有馬: なるほど。やはりこれからの社会は本当にね、将来無くなるね…何かいろんな仕事がもうAIに変わるんじゃないかと。半分くらい無くなるんじゃないかといわれていますね。
櫻井先生: そうですね。
有馬: その中でやっぱり人にしかできないことを考えてやっぱり色々やるということは大事ということですよね。
櫻井先生: そうですね。やはり自分が動けないことにはなかなか、というところもありますし、自分も独立したという意味では自分で選択して大きい決断をして今やっているというところなので、そういった経験を伝えられる大人ってなかなかいないと思うので、特に受験生なんかはよく言っているんですけど、そういった経験とか大きい選択をする時の考え方とかは色々お話できるかなと思うので、こんなところは一人ひとり、一人でも多く伝えられたらいいかなと思っています。
有馬: はい、分かりました。ありがとうございます。では今日はお時間いただきましてありがとうございました。
櫻井先生: ありがとうございました。
有馬: あの~…言い忘れましたが、群馬はやっぱり風が強い町ですね。
櫻井先生: ふふふ。そうですね。はい。
有馬: 今日、車からここの教室に入る瞬間に風にあおられてしまいましたもんね。
櫻井先生:すみません、ちょっと本当に~なかなか居心地がちょっとこう悪いところで(笑)。
有馬:いえいえ、居心地が悪いというか、さすが群馬だなと、そういう感じで風がピューと吹いているこの時期に感じましたので。はい。今日は本当にどうもありがとうございました。
櫻井先生: ありがとうございました。

株式会社名大SKY 常務取締役 有馬 守
個人塾の経営者の先生方は常に孤独との戦いという話をお聞きします。 塾指導形態やターゲットはそれぞれの塾様によって異なると思いますが、他塾さんから得られるヒントも多数あると思います。 この先10年間で少子化が一気に加速し、学習塾の役割は受験指導以外だけではなく多岐に渡ってくると思われます。このような勉強会をきっかけに先生方の塾経営のヒントになればと思います。 多くの先生方のご参加をお待ちしています。
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