スポーツクラブに習い事を併設する5つのメリットと始め方|有馬守の「教室経営の選択肢」#15

COLUMN

スポーツクラブに習い事を併設する5つのメリットと始め方|有馬守の「教室経営の選択肢」#15

2026.09.16

#有馬守の「教室経営の選択肢」

スポーツクラブに通う子どもの保護者から、「勉強はどうすればいいか」「他にも何か習わせたい」という声が届いていないでしょうか。少子化が進む中で会員数の維持が難しくなり、月謝だけでは先行きが不安という経営者の方も増えています。

この記事では、スポーツクラブに習い事コンテンツを併設することで何が変わるのか、具体的にどのような選択肢があるのか、そして実際に始める際の進め方について整理します。

なぜ今、スポーツクラブに習い事の併設が注目されているのか

背景には、子ども人口の構造的な減少があります。総務省統計局の発表によると、2026年4月1日時点の15歳未満人口は1,329万人で、45年連続の減少となっています(総務省統計局、2026年4月)。さらに2025年の出生数は705,809人と10年連続で過去最少を更新しており、将来の会員候補となる子どもの数は今後も減り続ける見通しです。

一方で、習い事市場は拡大しています。GMOメディアと船井総合研究所の共同調査によると、2025年の子ども向け情報教育市場は352億円(前年比138.7%)で7年連続の成長を記録しました(コエテコ byGMO / 船井総合研究所、2026年6月)。プログラミングや思考力系教室への関心が高まっており、保護者が子どもに「スポーツ以外の習い事」を探す動きも活発になっています。

スポーツクラブにとってこれは脅威であると同時に、機会でもあります。すでに通ってくれている会員の保護者に対して、「うちでも習い事ができる」と提案できれば、月謝単価を上げながら解約率を下げることができます。

習い事を併設することで得られる5つのメリット

1. 客単価が上がる
スポーツのレッスン料に加えて、習い事の月謝が加算されます。同じ会員数でも、1家庭あたりの売上が増えるため、収益の安定につながります。

2. 退会率が下がる
子どもが複数のコンテンツに通っている状態になると、「やめにくい」状況が生まれます。スポーツだけなら「体調不良が続いたからやめる」「引っ越したからやめる」で完結しますが、習い事も一緒に受けていると解約の障壁が自然と高くなります。

3. 兄弟・きょうだい入会につながりやすい
スポーツに向いていない下の子も「プログラミング教室だけ」「習字教室だけ」として受け入れられるようになります。きょうだいが一緒に通える場所になることで、家庭の利便性が上がり、紹介や口コミも生まれやすくなります。

4. 保護者の滞在時間が増え、施設との関係が深まる
子どもの習い事が増えると、送迎の時間帯が重なったり待機の機会が増えたりします。施設内で保護者と接点を持つ機会が増えることで、信頼関係が深まり、長期継続につながりやすくなります。

5. 部活動の地域展開との相性がよい
2026年度からスポーツ庁の「部活動改革実行期間」が開始し、各自治体は地域クラブへの移行を進めています(スポーツ庁、2025年12月)。部活動の受け皿として認定を目指すスポーツクラブにとって、スポーツだけでなく習い事コンテンツも持つ「総合的な子どもの居場所」という位置づけは、他クラブとの差別化要素になります。

併設する習い事の選択肢を整理する

習い事を始めるにあたって、大きく3つの方向性があります。

選択肢① 講師を採用して自前で開講する
音楽・英会話・書道などの経験者を採用し、自前でカリキュラムを組む方法です。指導の質を自分でコントロールできる反面、採用・育成・管理のコストがかかります。経験者の確保が難しい場合は、講師不足に陥りやすいという課題もあります。

選択肢② 地域の専門教室と場所貸し形式で提携する
ピアノ教室やそろばん教室など、地域の専門教室に自施設のスペースを貸す形で協業するケースです。初期投資が少なく始めやすい半面、相手の都合に左右されやすく、退会時に習い事も一緒に解約されるリスクがあります。また、収益は賃貸料のみになるため、月謝単価への直接的な上乗せ効果は限定的です。

選択肢③ 教材パッケージを導入して自施設で運営する
習い事の教材・カリキュラム・研修をセットで提供するサービスを活用し、自前のスタッフが指導する方法です。専門知識がなくても動画教材や指導マニュアルで運営できる仕組みが整っているものを選べば、採用コストを抑えながら早期に開講できます。自施設の運営として行うため、収益がそのまま自社に積み上がります。

選択肢の一つとしての教材パッケージ活用

教材パッケージを使った自前運営の具体例として、名大SKYが提供する「カルチャーキッズ」があります。プログラミング(マインクラフトを使った小学生向けコース)、習字、そろばん、速読、将棋、美文字など複数のコースを、月会費定額で取り扱える会員制の教材サービスです。

特徴は、フランチャイズ契約ではなくロイヤリティなし・テリトリー制限なしの「会員制教材」という形態であること、指導者に専門スキルが不要であること(各コースに動画教材・指導マニュアルが付属)、教室名称や授業料は施設側が自由に設定できることです。スポーツクラブのコーチや事務スタッフが指導者を兼任しやすい設計になっています。

詳しい料金や導入の流れは、名大SKYの担当者に直接ご相談ください。

実際に始める際の3つの確認ポイント

① どのコンテンツを選ぶか
自施設の会員層(年齢・性別・保護者のニーズ)を踏まえて選ぶことが大切です。小学生会員が多いならプログラミングや算数・国語系、幼児が多いなら美文字・そろばんが入会動機になりやすい傾向があります。

② スペースと時間割を確保できるか
習い事の開講には、専用のスペースか、時間帯を区切った共用スペースの確保が必要です。スポーツの練習時間と重ならない曜日・時間帯に設定できるかを先に確認しておくと、運営イメージが具体的になります。

③ 体験会から始めるか、定期開講から始めるか
既存会員の反応を確認してから判断したい場合は、単発の体験会から始める方法もあります。体験会で手応えがあれば定期開講に移行するという流れが、初期リスクを抑えながら会員ニーズを確かめる現実的な進め方です。

まとめ

少子化が進む中で、スポーツクラブが「スポーツだけを提供する場所」から「子どもの成長を総合的に支える場所」へと広がっていくことは、経営の安定と地域からの信頼獲得の両方につながります。

習い事の併設は、大規模な投資をしなくても始められる選択肢が増えています。まずは「どのニーズが会員保護者の間で強いか」を把握することから着手してみてください。

カルチャーキッズの導入について詳しく知りたい方は、お気軽に名大SKYまでお問い合わせください。

どこから着手すべきかを相談したい方は、まずお気軽にお問い合わせください。
自塾の状況を踏まえた具体的な提案をいたします。

詳しくは無料相談でご説明いたします

株式会社名大SKY (担当:有馬、平野、勝野)
電話  0561-52-5517
Mail  eduplus@meidaisky.jp

有馬 守(ありま まもる)
有馬 守(ありま まもる)

株式会社名大SKY 常務取締役

大学2年生の頃より、アルバイト講師として名大SKYに入社。大学卒業後はそのまま正社員として勤務し、教室の立ち上げや、中学生向け映像教材を活用した自立型学習塾の運営・指導に携わる。以後25年にわたり、全国の学習塾様に向けて、映像教材「エデュプラス」をはじめとした自社コンテンツの開発・提案・拡販に従事。

自身の指導経験と、全国の塾現場との数多くの接点を武器に、「現場を知る営業マン」として、全国を飛び回っている。

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